教授挨拶

HOME 医局案内 教授挨拶
三上 幸夫

ご挨拶

三上教授

リハビリテーション医学・医療は、「機能を回復し、障害を克服し、活動を育む」ものであり「機能障害科学」とも称されております。WHOの中心分類では“疾患・外傷” はICD(International Classification of Diseases)によって分類されますが、“生活機能” はICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)によって分類されます。リハビリテーション科医は、ICFの概念に基づいて健康状態(疾患・外傷)を管理し、背景因子(個人・環境)を把握した上でリハビリテーション治療・支援を通じて、患者さんの機能回復と活動性改善に努めております。

超高齢社会となった現在、リハビリテーション医学・医療の範囲は幅広くなっており、ほぼ全診療科の疾患・外傷に関連する生活機能低下と障害が対象となっております。また超急性期リハビリテーション医療から、介護保険の生活期リハビリテーションまで、リハビリテーション医学・医療のニーズは急速に高まっており、その果たすべき役割は益々大きくなっております。

広島大学病院リハビリテーション科教授
三上幸夫