理学療法

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理学療法部門
広島大学の理学療法士

40名以上の理学療法士が在籍しており、対応する疾患は運動器疾患、脳血管疾患、循環器疾患、呼吸器疾患をはじめ、がん疾患や、小児、集中治療領域など多岐にわたります。

急性期から生活を見据えた診療

集中治療室や高度救命救急センターに専従の理学療法士を配置し、患者さんのADLやQOLの向上を目指し、急性期から在宅生活を想定した理学療法を実践しています。
ICU・ECU・SICU・HCUの専従・専任の理学療法士が他職種と協働して早期離床や呼吸理学療法を中心とした介入を行っています。集中治療を受けている患者さんを一人の生活者としてとらえ、社会背景やご家族の心情を踏まえた介入を心がけています。また集中治療室退室後、患者が継続した適切なリハビリテーションを受けることができるよう一般病棟担当の理学療法士と連携を図っています。

早期離床を目指して、歩行訓練をしている写真
一般病棟に理学療法士と連携を図っている写真

心臓リハビリテーション

心臓血管外科・循環器内科の患者さんを対象に、手術前や術後ICU入室時から早期離床や運動療法だけでなく、自宅退院後の生活動作や運動の継続性など、包括的視点で理学療法を実施しています。また心不全センターと連携し、心不全再発予防を目的に多職種で退院支援や退院後のフォロー体制が整っているのが特徴です。教育面ではフェローを年間一名募集し、心臓リハビリテーション指導士取得を目標に教育しています。

心臓リハビリテーションの様子

HAL医療用下肢タイプ

2017年4月より装着型サイボーグ「HAL医療用下肢タイプ」を用いた治療を外来にて実施しています。対象は公的医療保険において適応を認められた8種類の神経筋難病および2種類の脊髄疾患の患者さんとしております。治療手段の少ない神経筋疾患の患者さんに対して、HALを介したリハビリテーション治療を行い、少しでもADLやQOLの向上に貢献したいと思っております。

医療用下肢タイプ

多職種連携の取り組み

理学療法では、RST(呼吸サポートチーム)、NST(栄養サポートチーム)、心不全センター、糖尿病教室など多職種チームに参加し、各職種と連携、情報共有することで患者さんのADL、QOLの改善を目指しています。

当部門は上記に紹介した特徴以外にも、365日診療体制、レジデント制度、スポーツ医科学センターなど多くの取り組みを先駆的に実践しています。「人々の笑顔と豊かな人生のために」、我々は日々探求しています。

補助具を使って歩く人
運動データを解析する人
心拍を調整しながら運動する人
大きな補助具を使って歩く人